希望のつぼみを膨らませて。
むかしから縁起を担ぐのが好きなこの国の人々。
お財布が張るように、春に財布を新調する
「春財布」の風習も今に伝わっています。
希望の春へ。縁起物を取り入れて、
こころのつぼみも膨らませてまいりましょう。
一ノ章
明けの春
新春を迎える人のこころは、
頰で感じる澄みきった空気のように清々しい。
巡りゆく季節の起点に再び立ち、
名もなき野辺の草木に
生命の輝きを見たいとする。
季節の動きは知っているはずなのに、
それでも真っさらな気持ちで
こころ待ちにするのは
人も自然にあるもののように成長を願うからか。
早春、静かな躍動をはじめる木々のとなりで
望みは膨らみはじめる。
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飛躍を遂げる年で
ありますように。
2023年は癸(みずのと)卯(う)年。
卯の字は、門が左右に開かれたさまを表し、
閉じていた門から飛び出す、
草木が伸び出て地面を覆う
などの意味があるとされています。
萌え出る春、飛び跳ねるうさぎがごとく
飛躍する年を願って、
卯の印伝をつくりあげました。
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日本のめでたい吉祥の模様。
「鶴は千年、亀は万年」といわれる長寿の象徴。
平安時代より鶴と亀の取り合わせは
吉祥文として取り入れられてきました。
印伝の鶴亀にはさらなる吉祥の願いを込めて
菊文を地紋とし、松竹梅を添えました。
日本のめでたさを重ねて、新たな年の歩みへ。
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不尽の志で、
どこまでも進むように。
いにしえより崇められてきた霊峰富士。
人々は「不死」や「不尽」として縁起を担ぎ
富士の姿を描いたり、
模様にして身につけてきました。
初夢で見ると縁起のよいものとして
「一富士二鷹三茄子」とはよく知られたもの。
そんな縁起のよい富士の高嶺を
印伝の模様にしました。
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お財布の購入、
使い始めに吉とされる時季
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上記はいずれも二十四節気と元日を節目としたものです。
諸説あるのでどれを選ぶかも人それぞれ。自由に決めていいでしょう。
たとえば、年内の冬至の頃に購入して、年が明けてから使うのもよいですし、
使い始めは気持ちを新たにできる新年度からにするのもよいかもしれません。
さらに縁起を求めて、以下のような日を選ぶことも多いようです。
縁起がよいとされる日
天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、暦の上で何事もうまくいくとされる最上の吉日。物事を始めるには最適の日といわれています。
わずか一粒の籾が何万倍にも実る稲穂になるという吉日。農家は種まきを始める、商家は開店するなど事始めに縁起がよいとされてきました。
虎が一日で千里もの道を往復する云われから、暦の干支のひとつである寅の日は旅立ちによい日、縁起を担ぐにはよい日とされています。
この日に弁財天の遣いである白蛇に願いごとをすれば弁財天に届けられるといわれ、古来縁起のよい吉日のひとつとされています。