希望のつぼみを膨らませて。
むかしから縁起を担ぐのが好きなこの国の人々。
お財布が張るように、春に財布を新調する
「春財布」の風習も今に伝わっています。
希望の春へ。縁起物を取り入れて、
こころのつぼみも膨らませてまいりましょう。
春立つ
二月もまだはじめというのに立春とは、
暦というのは少々気が早いものか。
野山の草木たちは麗らかな陽気の途端に
すべてが咲くのではない。
それぞれの営みのつながりが
春を呼び起こすわけで
寒さのなか、まず先んじて立つ者がいる。
咲こうとする想いが、
まわりの生命を揺り動かしていく。
そんな希望の連鎖を春と呼ぶ。
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叶えたい心の
そばで咲くもの。
長い冬をじっと待ち続け、
雪をかき分けるように顔をのぞかせる雪割草。
健気に咲く姿はまさに希望の象徴。
寒さに耐える力、咲いてみせるという意志。
可憐でありながら、たくましい花々を
印伝にのせて。
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心をぽっとあたたかく。
寒さが和らぐ頃、
ちいさな黄色の房状の花を咲かせ
優しく甘い香りを漂わせるミモザ。
南仏では「冬の太陽」と呼ばれ、
寒さに耐えてきた
人々に春を告げる花として親しまれています。
花言葉は「感謝」「思いやり」。
手にする人のこころをあたたかくする印伝です。
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お財布の購入、
使い始めに吉とされる時季
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上記はいずれも二十四節気と元日を節目としたものです。
諸説あるのでどれを選ぶかも人それぞれ。自由に決めていいでしょう。
たとえば、年内の冬至の頃に購入して、年が明けてから使うのもよいですし、
使い始めは気持ちを新たにできる新年度からにするのもよいかもしれません。
さらに縁起を求めて、以下のような日を選ぶことも多いようです。
縁起がよいとされる日
天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、暦の上で何事もうまくいくとされる最上の吉日。物事を始めるには最適の日といわれています。
わずか一粒の籾が何万倍にも実る稲穂になるという吉日。農家は種まきを始める、商家は開店するなど事始めに縁起がよいとされてきました。
虎が一日で千里もの道を往復する云われから、暦の干支のひとつである寅の日は旅立ちによい日、縁起を担ぐにはよい日とされています。
この日に弁財天の遣いである白蛇に願いごとをすれば弁財天に届けられるといわれ、古来縁起のよい吉日のひとつとされています。