やわらかい紺革の風合いに、つややかな赤とんぼのアクセント。
1992年の発売から、時代をこえて愛され続けているロングセラー「なごみ」。
簡素の美をきわめた“とんぼ”模様と、
暮らしの工夫を積み重ねて生まれた必然的な形は、印伝の完成形のひとつ。
目まぐるしい時の流れのなかで“変わらないもの”として、
この先も多くの人々の暮らしに寄り添うことができればと願っています。
季節のはじまりは、身近にあるものを少しづつ変えてみるのが嬉しい。
新しい洋服にアンティークのインテリア、時折入る風に秋の草花が揺れている。
ふと、クローゼットからいつものバッグをとり出してみた。今日のコーディネートに、ぴったりと合う。
きっとこれは、私を前向きにしてくれる。
ちいさなお財布がバッグから顔をのぞかせる。
いつも使っているから、革が柔らかく馴染んできて自分だけのものになってきた。
今日は、つやつやの漆が愛しくみえる。
そんな変化を愉しみながら、手にするのが幸せ。
“いっさいがっさい”という言葉が由来の合切袋。
お気に入りをつめ込んで、さあ、どこへ出掛けましょう?
自分らしく歩むあなたに、いつまでも選ばれるものでありたい。